本コンテストは、授業の中で子ども達がICTの活用を通じてこれからの社会に必要となる
コミュニケーション力やプレゼン力などの21世紀型スキルを身につけることを目指したコンテストです。

ICTを活用した協働学習等の授業の中で、"ピッケのつくるプレゼンテーション"を使い、考える力、表現する力、
発表する力を育成することを目的とし、本趣旨に合った制作物をご応募いただきました。

審査基準
  • (1) ICT機器が効果的に活用されているか
  • (2) ピッケのつくるプレゼンテーション"が効果的に活用されているか
  • (3) 児童のプレゼン力やコミュニケーション力を育成する授業になっているか

最優秀賞

大阪市立瓜破小学校 4年1組 緒方 愛恵 先生

単元名「発見! わたしたちの大和川 -未来がよろこぶ楽園をつくろう」
総授業時間18時間
科目名総合的な学習の時間
使用したICT機器活用機器:タブレット、ノートPC
周辺機器:デジタルカメラ、プリンター、プロジェクター、書画カメラ、無線ルーター等
受賞者
大阪市立瓜破小学校 4年1組

緒方 愛恵 先生

この度は、このような賞を受賞賜り大変光栄に感じております。ありがとうございます。地域に流れる大和川を身近な環境学習の素材として活用し、課題も児童と共に楽しんで作成し、指導計画を作りました。ICTの活用により児童の意欲的な活動や、自ら主体的に活動する姿が見られアイデアに驚かされる場面もありました。

講評
園田学園女子大学

堀田 博史 教授

身近な大和川の環境をテーマに,意欲的に学習課題を発見できることを単元のねらいとした4年生「総合的な学習の時間(18時間)」の取り組みです。課題解決の学習形態に,一斉学習・個別学習・協働学習を組み合わせて,その場面毎にICT活用の意図を設定しています。一斉学習では児童の興味・関心・意欲を刺激し,個別・協働学習では意欲の持続へと繋げています。学習課題の発見,情報収集,編集,表現,発信のステップでの,一斉・個別・協働学習の組み合わせが上手にデザインされており,21世紀型スキルの育成に適した単元計画・活用事例だと言えます。

優秀賞 (1)

北海道札幌市稲穂小学校 1年1組 樋口 祥和 先生

単元名「自然遊び絵本を作ろう!」
総授業時間9時間
科目名生活
使用したICT機器活用機器:タブレット(グループに1台)
周辺機器:テレビ、実物投影機、プリンター等
受賞者
北海道札幌市立稲穂小学校 1年1組

樋口 祥和 先生

身に余る賞をいただき、心から感謝しております。子どもたちは「絵本づくり」に期待を膨らませ、友達と共に大きな達成感をもって学習を終えることが出来ました。今後も、子どもたちの「未来を生き抜く力」が育つ学習を心掛けていきます。

講評
金沢星稜大学

佐藤 幸江 教授

見ていると自然に頬が緩んでくる,そんな低学年らしい発想と表現が見られる作品です。これまでの生活科で手書きでしていた部分を,今回は「ピッケのプレゼンソフト」を活用して,動く絵本に仕上げています。ですから,当然生活科としての「五感を働かせて自然と関わり,工夫しながら遊ぶ」「気づきや発見を大事にする」などのねらいを達成する授業設計もしっかりしているとことが,素晴らしいです。ただ,今回は「プレゼンソフト」でしたので,絵本づくりで終わることなく,互いにプレゼンすることで高まる力の記述があると,より説得力のあるご提案になったかと思います。次回は,先生が難しいと書かれていた高学年の実践でのチャレンジを,期待したいです。

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優秀賞 (2)

静岡県浜松市立三ケ日西小学校 3年3組 菊地 寛 先生

単元名「北海道の3年生に静岡の食べ物のひみつを教えよう」 ~お互いに、特産物について教え合おう~
総授業時間15時間
科目名国語「食べ物のひみつを教えます」
使用したICT機器活用機器:タブレット、ペンタブレット(wacom)
周辺機器:電子黒板等
受賞者
大静岡県浜松市立三ケ日西小学校 3年3組

菊地 寛 先生

今回は、3年生の子どもたちにとって、初めてのパソコンを使ってのプレゼンでした。しかし、無理なく簡単に使わせることができ、伝える内容や伝え方の指導に時間を掛けることができました。ありがとうございました。

講評
金沢星稜大学

佐藤 幸江 教授

プレゼンという言語活動を行う際の授業設計のポイント「相手意識•目的意識の明確化」「一人一人で文章を書く」「資料と話す内容の検討をする」「見合って修正する時間をとる」などを,きちんと盛り込んで授業をされているところが見事です。交流学習ですから,「互いのプレゼンを見合って,それぞれのプレゼンのよさを見つけ,手紙で交流する」というところまで実施されています。また,子どもたちが,自分たちの主張したいことに注目するように,ピッケのイラストを上手に活用しています。子どもたちの表現力の高まりを感じました。ただ,国語の学習ですので,「はじめ・中・おわり」の中心となる「中」のプレゼンを作る際に,指導をどのように行ったのか,子どもたちの試行錯誤の様子などを丁寧に記述されていると,より説得力が増したかと思います。

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奨励賞

大阪市立矢田東小学校 3年1組
田原 健之介 先生、坪庭 里奈 先生、山岸 史弥 先生

単元名将来の夢を紹介しよう!
総授業時間15時間
科目名国語:「食べ物のひみつを教えます」 総合的な学習
使用したICT機器活用機器:タブレット、デスクトップPC
周辺機器:デジタルカメラ、ビデオ、プロジェクター、書画カメラ等
受賞者
大阪市立矢田東小学校 3年1組

田原 健之介 先生、坪庭 里奈 先生、山岸 史弥 先生

ピッケのプレゼンソフトは、中学年の児童でも興味をもって取り組めるように、操作方法に工夫があり、系統立てた指導がしやすく、本学級児童も積極的に取り組むことができました。また、「相手にわかりやすく伝えるための工夫」や「相手のプレゼンを聞くときの注意」などを意識して取り組むこともできました。

講評
園田学園女子大学

堀田 博史 教授

将来の夢を考えることをテーマに,どのようにしたら夢の職業に就けるのか,そのためにはどのような努力が必要なのかを調べ,知ることを単元のねらいとした3年生「国語科,総合的な学習の時間(11時間)」の取り組みです。自分がなりたい職業を探索する中で,様々な職業があることに気づいていきます。一方,その職業をプレゼン発表するために,ソフトウエア操作の習得,ワークシートの作成,プレゼン設計図の作成,そして友だちのプレゼン発表を聞き,交流することで,本当に伝わりやすいプレゼンにはどのような工夫があるのかも理解していきます。日頃の授業でも,探求と設計・発表・交流の活動が上手にデザインすることで,児童間のイメージ共有を実現できる事例でした。

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企業協賛特別賞 インテル株式会社

香川県丸亀市立郡家小学校 6年3組・4組 増井 泰弘 先生

単元名江戸時代の新しい文化や時代をつくりあげた人々の活やくを紹介しよう。
総授業時間8時間
科目名社会科
使用したICT機器活用機器:タブレット
周辺機器:電子黒板、プロジェクター等
ソフトウェア:指導用デジタル教科書
受賞者
香川県丸亀市立郡家小学校 6年3組・4組

増井 泰弘 先生

子どもたちと、タブレットPCで初めて取り組んだ実践がこのような賞を受賞できたことを、大変うれしく思います。スライド作成過程での子どもたちの関心・意欲は大変高く、発表会も大いに盛り上がりました。今後の活用、プレゼン作りが、ますます楽しみです。

講評
インテル株式会社

このたびは受賞おめでとうございます。
プレゼン力を向上させるためには、従来の学習指導からプレゼン力スキル育成のための学習環境構築、授業設計、学習指導が必要となります。今回増井先生の学校では、PC教室機器更新に伴い、タブレットPCが導入されたことをきっかけに、子供達のプレゼン力スキル育成を含めた学習指導に新たにチャレンジされました。
今回の応募作品である社会科の江戸時代の歴史学習は、従来の個人作業を中心としたミニ新聞づくりから、タブレットPCと「ピッケのつくるプレゼンテーション」を効果・効率的に活用した協働学習・作業による資料作成・グループ発表だけにとどまらず、プレゼンテーションの本質として「何を相手に伝えたいのか」を重点にした、児童の意欲的かつ主体的な学びを促す学習指導・ファシリテーションを評価し受賞となりました。今後全国で同様にタブレットPC導入が進む際の好事例となる内容です。

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企業協賛特別賞 ダイワボウ情報システム株式会社

大阪市立瓜破西小学校 6年1組 和田 吉雄先生

単元名総合的な学習の時間 『平和学習~戦争や人権問題について~』
総授業時間14時間
科目名国語・社会 総合的な学習
使用したICT機器活用機器:タブレット、ノートPC、デスクトップPC
周辺機器:プロジェクター等
受賞者
大阪市立瓜破西小学校 6年1組

和田 吉雄 先生

本学級では、表現力や伝える力を意識した取り組みを多く取り入れており、本ソフトを活用して、全体の構成を意識した流れや、見せる情報を減らすことで伝わる情報を増やすなどを工夫し、『伝わるプレゼン』を主眼に取り組みを行いました。

講評
ダイワボウ情報システム株式会社

・プレゼンテーション資料について
各プレゼンテーション資料は、発表の補完的位置づけとしながらも、プレゼンの随所にシンプルなキーセンテンスやキャラクターの表情などを上手く活用され、ICTならではの表現力で子供たちの考えや感じていることが分かり易く伝わりました。また、画像、イラスト、教科書の項番を記載するなど、聞き手に理解を深めさせようとする工夫が盛り込まれていました。各グループで「ピッケのつくるプレゼンテーション」の特徴である簡単操作、多彩なコンテンツを活用され、短時間で表現力豊かな素晴らしいプレゼンテーションを作成されたと思います。
・学びの促進性について
従来の授業スタイルを大きく変えず学習場面の随所にICTを有効的に活用されている単元構成と表現力・伝える力など21世紀型スキルの育成を狙った素晴らしい授業内容でした。また、事前に全体構成をしっかり吟味させてからプレゼン作成に入られるなど、私ども企業活動でのICT活用と何ら変わりなく、社会で求められる力の育成に努められている和田先生の指導方法にも感銘しました。このような学びをより多く経験した子供たちが、社会に輩出されることを楽しみにしております。

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企業協賛特別賞 株式会社グッド・グリーフ

京都府亀岡市立南つつじヶ丘小学校 2年1組・2組
広瀬 一弥 先生、小澤 正嗣 先生、浅井 永美子 先生

単元名あったらいいな こんなもの
総授業時間10時間
科目名国語
使用したICT機器活用機器:コンバーチブルPC(Toshiba CM-1)
周辺機器:電子黒板等
ソフトウェア:指導用デジタル教科書等、学習支援ナビ
受賞者
京都府亀岡市立南つつじヶ丘小学校 2年1組・2組

広瀬 一弥 先生、小澤 正嗣 先生、浅井 永美子 先生

表現活動には、何よりも”伝えたい”という意欲が必要です。ピッケのつくるプレゼンテーションは、その優れた操作性とデザインにより表現活動への意欲が大きくなると同時に、子どもたちの創造性と可能性を大きく広げてくれました。今後も、子どもたちと、そしてピッケたちと共に、表現活動を楽しんでいきます。

講評
株式会社グッド・グリーフ

「あったらいいな」と思う道具を考えるという、低学年にも取り組みやすく楽しいテーマを入口にしながら、相手に伝わる構成や順序について考えさせる実践です。複数のアイディアからひとつを選ばせ、その道具をキャラクターに使用させ物語らせています。キャラクターを語り部にすることで、発表内容の言語化がしやすく、同時に、発表手順のシュミレーションにもなっています。また、空想の道具を「使う」シーンを描かせることで、自然にアイディアをブラッシュアップさせます。まずはクラス全員で発想を広げ、次に個人で考え、続いて2人一組で見合ってから全体での発表に臨む、というステップの踏み方も、初めてプレゼンをする低学年への配慮が感じられました。

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企業協賛特別賞 ソニーマーケティング株式会社

西町インターナショナルスクール 堀井 清毅 先生

単元名西町どうぶつずかん
総授業時間7〜9時間
科目名国語(東京書籍教科書より)
1年:どうやってみをまもるのか
2年:ビーバーの大工事
3年:もうどう犬の訓練
4年:ヤドカリとイソギンチャク
5年:動物の体と気候
6年:イースター島にはなぜ森林がないのか
理科、社会、情報などの授業で応用可
使用したICT機器活用機器:Ultrabook(デチャッタブルPC)
周辺機器:オーバーヘッドプロジェクター、スクリーン等
ソフトウェア:KidBlog.org(ブログ)、ClassDojo.com(簡易評価ツール)
受賞者
西町インターナショナルスクール

堀井 清毅 先生

今回応募した授業案は、生徒や教師が明日の授業でICTを使ってみたくなる仕掛けとなります。アイディア次第でどんな教科でも利用できるので、より多くの方に使って頂けたら幸いです。みんなでピッケしましょう。

講評
ソニーマーケティング株式会社

今回、意欲的なICT活用授業の事例に触れたことが大変刺激的でした。先生がたが「いかに学びを子供たちの成長の場とするか」という視点で長期間準備をされたことに感銘を受けました。また、多くの作品でVAIOが提唱するペンでの手書きやタッチのソリューションが活用されていました。「西町どうぶつずかん」は、学年に応じた学習テーマと狙いが定められており、その学習成果が反映した素晴らしい作品でした。制作を通してコミュニケーションを深めていったことも感じられます。画像やメッセージが豊富なわくわくするプレゼンテーションで、発表会はきっと楽しかったでしょう。今後もソニーとして子どもたちの学びの場のお手伝いをしていく所存です。

〜プレゼン力をつける授業づくり〜

放送大学 中川 一史 教授

まず、本コンテストに応募いただいた学校や先生方にお礼もうしあげます。厳正なる審査の結果、各賞を決定しました。審査の観点は大きく分けると2つあります。まず、児童生徒が作成したプレゼン資料に、誰に何を伝えたいのかに関して、そこがどのように伝わってくるのか、という点です。もちろん発達段階についても考慮させていただきました。そしてもう一つは、プレゼンシートの作成あるいはその前後で、指導をどのように行ったのか、それがどのように読み取れるのか、という点です。応募書類の中に、指導の観点、児童生徒の活動の様子がどのように記述されているかということも、じっくり読ませていただきました。タブレット端末の導入については、各地で見られるようになってきました。今後ますます活用の検証が進むことと思います。今回のテーマである表現活動ではおおいに活用できます。指導のつみあげなど、今後の教育活動にまた活かしていっていただきたいと考えています。