■ パパのための絵本づくり講座 ■

第2回 クリスマス絵本をつくってみよう!

2回目でいきなり脱線。クリスマス絵本をつくります。街のイルミネーションに心躍り、作りたくなってしまいました。
サンプル絵本を参考に、どうぞご自身でつくってみてください。
せっかくなので、できあがった絵本を、メールでプレゼントしたり、FacebookやTwitterでシェアする方法もご紹介しますね。

クリスマス絵本をつくる

「そんなこと言ったって、用意されたアイテムに、クリスマスツリーもクリスマスリースも無いよぉー」
という声が聞こえてきそうですが、そこは、デジタルつみきの出番です。

例えばツリー。三角のデジタルつみきを重ねます。


リースもデジタルつみきで。


「クリスマス」を表現するときの強い味方は、なんといっても色。
赤×緑。それだけで、すっかりクリスマスらしくなりますよ。
表紙を赤色や緑色にしたり、裏表紙にクリスマスメッセージ入れるだけで、素敵なクリスマス絵本です。


こんなふうにデジタルつみきも使いながら、クリスマス絵本をつくってみました。
リスのくりんを主役にした「森のクリスマスツリー屋さん」のお話です。
こちらからお読みいただけます。

>> パソコン版で作成した「くりんのクリスマス」は こちら
>> iPadアプリで作成した「くりんのクリスマス」は こちら

 ※ どちらも同じ内容です。iPadアプリの方は音声付きです。
   パソコン(Safariブラウザのみ)、iPad、iPhone上では、音声も再生されます。

どんな組み立てでつくったか、すこし解説しますね。
くりんは、たくさんの注文に大忙し。リクエストに応えながら、ツリーを飾っていきます。
 (日頃「ピッケのおうち」で遊んでいる子どもには、リクエストの文面から、おそらく注文主の察しがつくことでしょう)

できあがったツリーを受取りにやってきたお客さんたち。子どもたちの予想は当たったかな。

お客さんが引き上げた後、自分のためのツリーを作ります。

さいごの見開きでは、ここまで聴き手だった子どもたちに、ツリーを飾ってもらいましょう。


パソコン版/iPadアプリ、どちらのプレビュー画面からも、絵本の展開図を印刷できます。
(パソコン版の方が画質が良いです。プレビュー画面右下にある印刷ボタンを押すと、展開図を印刷できます。)
アプリをお持ちでない方も、もしよろしければ紙の絵本を作ってみてください。
こんなできあがりになります。


※ iPadアプリだと約6.7cm角の固定サイズです。パソコン版だと、A4の「小さい」で印刷したときが約6.7cm角。
   パソコン版は、プリンタさえあれば、A3でもA1でも、どれだけ大きくしてもきれいに印刷できるので
   好みのサイズにできます。

さいごのシーンは、お子さんにツリーを飾ってもらいましょう。
クレヨンや色鉛筆で描けます。(写真は「ダーマトグラフ」。しっかり描けます)
本屋で買ってきた絵本に描きこむのは勇気がいりますが、おうちで何度でもプリントできる絵本なので、気兼ねなく。
「自由に描いていいよ」と言ってあげてください。


iPadアプリをお持ちの方は、このサンプル絵本の絵本データをダウンロードいただけます。(音声は無し)
ダウンロードキー: 1000000001xmas  ←ゼロは8つです
トップページ(本棚に本が並んでいるページ)左下のボタンの
「メールで届いたえほんデータを読みこむ」に、このダウンロードキーを入力してください。
アプリを持っていらっしゃる方は、ぜひ画面上で、お子さんに飾り付けをしてもらってください。
同じページの上の方に並べてあるアイテムを、ドラッグしてくるだけでもOKです。
うっきーみたいにオモチャがいっぱいのツリーや、まあくんみたいに食べ物ばかりのツリーにするのも楽しいです。
お子さんのアイディアで、自由に飾ってもらいましょう。
飾り終えたら、それに合わせて、最後のテキストも変更して、仕上げましょう。
(例えば 「こんどは ゆかちゃんのばん。おはなが いっぱいの ツリーが できたね!」 など)

もしそのまま使われる場合も、お子さんが絵本を手にとるシーンを想像しながら、少しでも手を加えてみてください。
表紙に「ゆかちゃんへ」と入れたり、最後のシーンの「みんなのばん」を「ゆかちゃんのばん」と変更したり
裏表紙に、パパからゆかちゃんへのメッセージを入れるなど。

でもできれば、短いお話で充分なので、ご自身で作ってみてくださいね。
第1回でも書きましたけれど、うまくなくたっていいのです。
パパが自分のために絵本をつくって読んでくれる、それが嬉しいのですから。

オンライン絵本をプレゼントする、FacebookやTwitterでシェアする

プリント絵本をつくるだけでなく、ブラウザ上で読めるオンライン絵本として、メールで送ってプレゼントしたり
FacebookやTwitterでシェアすることができます。


今年のクリスマスは、お子さんへ絵本を贈ったり、お子さんと一緒に絵本を作ったりしてみませんか。
あるいは、グリーティングカードの代わりにオリジナル絵本で、大切な人にメッセージを届けてみてはいかがでしょう。
きっと喜んでもらえますよ。
  
© 2001 Tamie Asakura