活動のレポート

「ピッケのつくるえほん」@東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオ

2014年12月07日(日)

CollableCAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働で、障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクト、第4回目を実施しました。
このプロジェクトは、様々な発達状態にあるお子さんが一緒に混じっての活動です。 コミュニケーションをとりたいけれど、そのアクセスがうまくいっていないだけなのではと感じる場面が多々あります。 そして、誰より本人がそれをもどかしく思い困っているように感じます。
彼らはとてもよく周りを観察しています。記憶力も抜群。人の気持ちの読取りが苦手と一般に言われますが、友だちを気遣い、繊細で優しいです。
参加3回目のTくんは、参加初回の6月には、通りがかったファシリテータの手をつかんで要望を伝えることが多かったのですが、今回は、席を立ってそばまでやってきて言葉で質問してくれました。 こちらから伝えるのも言葉でできました。 どの工程でも一番早くにできあがり、次に何をするかもよく覚えているので、次の**をしてよいかと聞いてきます。 そして、透明と分身という抜群のアイディアを思いついてお話にしてくれました。

回を重ねるごと、ますます楽しみに感じています。 個性の振れ幅が大きい子どもたちのおかげで、思いもかけない時間の捉え方や、世界をみる視点に、新しく気付かせてもらえます。 あるいは、子どものときそうだったと思いださせてもらえる、そっちのほうがずっといいなと驚き発見する。 私にとって、表現の、人としての、豊かさに触れられる貴重な時間です。

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
CAMPさんのレポートページ

Collable20141207

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@エリアベネッセ青山

2014年11月10日(月)

エリアベネッセ青山は、全国に500店舗展開予定の「会えるベネッセ」の拠点となる1号店、今月11月1日にオープンしたばかりです。 そのオープニングイベントとして、iPadアプリを使った「創造力、表現力、論理的思考力を高めるワークショップ」が、1週間日替わりで開催されました。 ラインナップは、ScratchJr、空想どうぶつえん、Pyonkee、paintone、そして ピッケのつくるえほん。ピッケは初日に登場しました。

4歳女の子は、お母さん、お祖母さんとの3世代で、それぞれが1冊ずつ制作。 「(ICTは、固定の)電話しか知らないのですよ…」と言われていたお祖母様が、真っ先にお話を思いつきどんどん作ってゆかれます。 4歳の女の子も、自分のアイディアがあって、大人の手を借りずに作っていきます。お互いのアイディアを心から称賛しあい3人で和気あいあい創作を楽しんでおられました。

4歳男の子は、デジタル積木でオバケの話を作ってくれました。 上映会のあと、「(絵本を)もう1回見せてー」とお願いすると、「読んであげる!」と椅子によじのぼり、皆によく聞こえるように大きな声で読んでくれました。 (文字では書いてはありませんから、ページをめくりながら語ってくれたのです)



どんな映画館で名画を観るよりも、贅沢な時間でした。

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

Benesse141110

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@デジタルえほんミュージアム

2014年9月15日(月)

未来の図書館について考え、そのアイディアを紙/デジタル絵本にするワークショップを、新宿区立中町図書館、ドットDNPさんとの連携で行いました。 対象は新宿区立の公立小学校4~6年生(最終的には3年生もひとり参加)、大半が中町図書館の地区の子どもたちです。

最初に中町図書館の鹿島館長から、図書館の仕事や歴史、役割についてお話いただき、続いて、移動図書館やネットワーク型のマイクロ図書館、デジタル図書館など世界のさまざまな図書館を見ていきました。
アイディア出しをして、次に、それを物語として表現します。 考えるヒントに、ロバの移動図書館の実話が基になった絵本を紹介し、自分のアイディアを伝えるためには、誰の視点でのどんな物語にするとより伝わるかを考えてもらいました。
森の中、地下、海の中、飛行機の中…たくさんの「未来の図書館」絵本が生まれました。なかには、いつでも、どこでも想像の中で自由に出かけられる頭の中にある図書館というアイディアもありました。その図書館では、返却期限に遅れると大事な物がひとつ消えてしまうのだそうです。

「未来の図書館」をテーマに掲げた今回、特に伝えたかったのは、図書館など社会のインフラも、自分たちでアイディアを出してつくっていくと思ってほしいということでした。 当初は支配者層や知識階級のものであった図書館が、日本ではたかだか60年ほど前にようやく市民に開かれた場になったことを知り、その連なりの先に、次は自分たちが作っていくのだと楽しみに思ってくれたらいいなと願っています。

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
DNPさん(プロのカメラマンさん)撮影の写真はコチラです。
みらいドットDNPさん公式レポート「未来の図書館は土の中!?」

DNP20140915

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオ

2014年9月7日(日)

CollableCAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働で、障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクト、第3回目を実施しました。
このプロジェクトは、様々な発達状態にあるお子さんが一緒に混じっての活動です。途中多少走り回る子がいてもOK、教室へ入れなくてもOK。 創りたい気持ちはあって、その子なりの調整をしているので。 聴覚過敏のある子はうるさい声や拍手の音なども苦手だそうで、教室の外で皆から離れて作成。 後半の製本のときには、教室の中に入ってきてくれました。がんばって録音もして、長丁場を最後までやり遂げました。 お母さんの支援のなさり方が見事でした。

友だちどおしで参加している子たちは、互いの様子が気になり気遣って様子を見に行ったり、彼らなりのやり方で励ましています。 最初お母さんと離れるのが心細くて泣いてしまった女の子も、さいごまでがんばり、アンケートに「たのしかった」と書いてくれました。 様々な子がいることで、子どもたちどおしの関わりあいが生まれ、場もリラックスするように感じます。

今回はワークショップ自体は1回のみにして、終了後のオールスタッフでのふりかえりミーティングに時間をかけました。 ひとりひとりの子どもについてエピソードを書きだし壁面に貼り付けて皆で共有し考察。 そうすることで、ひとりの子についての時間経過の垂直方向、周辺の子どもとの関わりという水平方向、加えて、子どもへのファシリテータからの働きかけとそれに対するリアクションという 多層多視点となり、子どもたちそれぞれの活動が浮き彫りに立ちあがってきました。
何より嬉しいのは、どの子も、上手くいかないことや自分の中での葛藤があったとしても、 とにかく工夫し時にはファシリテータに助けを求めて、なんとかやりくりして作品完成のゴールへたどりついていること。 子どもの精神のみずみずしさ、前へ進んでいくひたむきさを感じました。

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
CAMPさんのレポートページ

Collable20140907

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@デジタルえほんミュージアム

2014年8月28日(木)

デジタルえほんミュージアムで、ピッケ初!英語えほんのワークショップをしました。(主催:DNP大日本印刷
"What do you want to be?" をテーマに、自分の声で録音してデジタル絵本をつくってもらいます。英語の講師は、ハビック真由香さん(株式会社 Pep)です。 身体を動かしながら、歌うように英語のレッスン。英語は流れが大事なので、発音練習は、一語一語区切ってよりも、一息に話すほうが良いのだそうです。 英語がはじめての子どもたちも多かったのですが、2時間で驚きの上達ぶりでした。
英語の感覚がつかめたら、次はおはなしの絵づくりです。 学校の先生、お花屋さん、トラックの運転手、女優さん、デザイナー、お医者さん、すし職人、ルンバ(お掃除ロボット)の研究者、英語の小説家… さまざまな夢が描かれてゆきます。
続いて、自分の声で録音します。英語での表現や発音をハビックさんに教わりながら、見本を何度も聴き直して、納得がいくまで録音しなおす姿が見られました。
さいごの作品の上映会では、英語絵本をつくりあげた子どもたちの顔が誇らしげに輝いていました。
初の PeKay in English どうなるかしら? と思いましたが、子どもたちの意欲、吸収力、発想の柔らかさで、皆の夢がそれぞれ素敵な英語デジタル絵本になりました。
ピッケ×英語、まだまだ色々できそうな予感です。

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
DNPさん(プロのカメラマンさん)撮影の写真はコチラです。
ドットDNPさん公式レポート「ピッケのつくるえほん」 英語デジタルえほんをつくろう!

DNP20140828

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@経済産業省

2014年8月6日、7日

経済産業省子どもデーにお招きいただき、ワークショップをしてきました。
会場は経済産業省本館。厳重セキュリティチェックを通った先の講堂で、ドラエモンがお迎え。 事前申込み、抽選で選ばれた午前午後各回12名の子どもたちと絵本づくりをしました。
1時間50分と決められた枠の中、紙の絵本とデジタル絵本のどちらもあきらめられず両方。発表会は時間的に無理かもと思っていましたが、初日は数作だけになってしまったものの、段取りに慣れてきた2日目はなんとか全員の作品を上映できました。
大半の子がiPadやiPhoneの操作にすでに慣れているのは、東京っ子だからかもしれませんね。それにしても飲み込みの早いこと。操作練習はそこそこで済ませ、どんどんつくってもらいました。 参加してくれたのは、5歳~中学生まで幅広い年齢の子どもたち。中学生は、同じテーブルになった年少の子たちの製本や録音のサポートをしてくれました。
時節柄、お盆休みに会うおじいちゃんおばあちゃん、いとこに贈るとした子どもたちが多く、ここ霞が関でつくられた絵本が、山梨や埼玉、愛媛へまで大事に運ばれていき、それぞれの行く先でどんな会話が生まれるのかなと思うと楽しみです。

かつて未踏ソフトウェア創造事業でお世話になったIPA(情報処理推進機構)の皆さんが、機材設定はじめ事前準備、当日運営まで万全にしてくださり、安心して講師に専念できました。

自分のワークショップで精一杯で、他は同じ建物内のイベントをさっと見学しただけですが、霞が関の多くの省庁がなんらかのかたちで参加していたようです。 夏の2日間、霞が関を子どもたちがジャックした!と俯瞰で思い浮かべると、なんとも愉快な気分になります。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

Meti20140806

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオ

2014年6月1日(日)

CollableCAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働で、障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクト、第2回目を実施しました。
CAMPとCollableの皆さんによる安定したファシリテーションのおかげで、ワークショップの進行はお任せして実質的なことだけに注力/観察できることはほんとにありがたいです。
前回のプレで概要がつかめたので、今回は開始前のアクティビティや、おはなしづくりの導入に新しいトライも入れてみて、午前回と午後回の比較をするなどできました。
このプロジェクトは様々な発達状態にあるお子さんにも区別なく混じってもらっての活動です。活動中に彼らからさまざまなシグナルが発せられます。 前回ご専門の先生から典型的ないくつかの意味を教えていただいたおかげで、子どもたちから同じシグナルが読みとれたとき、それに対しどう支援を出すか考える気持ちの余裕がありました。 実施する私たちにとっても興味深い課題がつまっています。

そして、このワークショップをつくっていくこと自体、企画や準備~実施~ふりかえりの一連が、私にとっても実験的な学びと気付きの場になっています。 プレの1回目は、Collable山田さん、CAMP村田さん、私の3人がメインメンバーでしたが、今回からCAMPの新谷さん中村さんも加わってくださり、さらにパワーアップ。 打合せでは、前回の記録ムービーを全員で見ながら活動の要所における子どもの様子を確認しながら、より良いファシリテーションについて考えたり、導入で行うアクティビティのプロトタイプを即興で作り5人でやってみてその場で改訂したり。 実に面白いです。
このプロジェクトはブラシュアップしながら継続していきます。 今年度は、あと3回(9/7、12/7、2/1)実施予定です。
ご参加をお待ちしています!

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
CAMPさんのレポートページ、午前回分午後回分

Collable20140601

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@佐賀市立図書館

2014年5月11日(日)

ピッケ初!in 佐賀県。
絵本コーナーには赤ちゃん連れ、学習室には受験生、サロンには碁を楽しむシニア。 地域の皆さんが集う佐賀市立図書館の多目的ホールで、未就学児~小学生対象の絵本づくりをしてきました。(主催:株式会社NEL&M
まず、鹿屋市「つるみね保育園」杉本正和 園長先生より、「アナログ9割+デジタル1割」保育の実践報告がありました。園児が活き活きと発表する記録ムービーをご父兄の皆さんも熱心に見入っておられました。 嬉しいことに、ピッケも活用してくださっていました。
続いて絵本づくりがスタート。未就学児の参加が多く、親子でおしゃべりしながら作成していきます。 定員を超える応募があり、発表会は全員とはいかず「我こそは」と申し出てくれた子どもたちの作品を皆で鑑賞。保護者の方からも感嘆の声と拍手がおきました。
後日、ご参加のご父兄から「昼食のときもトイレ休憩のときも一緒に持ち歩いて、子どもたちにとって大切な物になっています」と嬉しいメッセージも届きました。
早くも、次回(来年?)の佐賀行きが楽しみになっています!

ブログにも書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

saga20140511

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@梅田ナレッジキャピタル

2014年4月29日(火)

オープンから1周年を迎えた梅田ナレッジキャピタルで、ワークショップをしてきました。(主催:DNP大日本印刷
会場は、アクティブラボの2階に位置するACTIVE Studio。 ワークショップなどのための最新機器が揃っていて、天井高も2フロア分と贅沢なスペースです。扉を閉めると外の喧騒も聞こえなくなります。
2時間半は長すぎるかな…と思いつつ、発表会のあと鑑賞会、ふりかえりまでしてみました。 鑑賞会では、他の子の作品について感想を付箋に書いていきます。幼い筆致であっても、表現の小さな工夫に気づき、良い点を的確に伝える立派な鑑賞者です。
今回の参加者は1年生を中心に低学年が多く、1年生ということはほんの1か月前まで幼稚園児だったわけで、たくさんの工程のある長時間を集中途切れず最後まで仕上げたがんばりに感心します。
毎回申し訳ない気持ちになるのは、それぞれの子にそれぞれ違ったペースがあるのに、じっくり考えて取り組む子にはとても足りない時間を一律に強いてしまうこと。 発表や鑑賞をすることも捨てがたいのですが、機会が増えてきたら、思い思いのペースで創作できる等いろんな場を用意したいと思っています。

ブログにも書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

DNP20140429

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@デジタルえほんミュージアム

2014年4月26日(土)

ゴールデンウィーク初日の4/26土曜日、市ヶ谷のデジタルえほんミュージアムで、ワークショップをしてきました。
今回のテーマは、お出かけに持っていきたくなる絵本や、旅先で会う人にプレゼントする絵本。
午前の回は、1年生が7人、2年生2人、3年生1人。一緒に来館した小さな弟くんや妹さんも応援してくれていて賑やかです。 同じ幼稚園に通っていたという仲良しで、あるいは従妹同士で、姉弟でと、ペアでの参加者が多く、録音では互いの作品に参加するなど協力していました。発表会も大賑わい。
一方、午後は、6年生もふたり参加で各学年均等、ぐんと落ち着いた雰囲気になりました。
その終盤、6年生の内ひとりのデータが完成間際に半分消えてしまうアクシデントがありました。落ち着いて作り直したものの、もう発表会が始まります。 録音はあきらめようかの提案に、いや最後まで完成させたいと意思表示。発表会の間に見事に追いつき、しかもトリを務めた作品は皆を感嘆させる出来栄えでした。
ふだん学校では同学年で授業を受けているのに対し、こうした異年齢の混じる学びの場は、子どもたちにとっても普段とは違う気づきがあり刺激となるようです。

プログにも書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
ドットDNPさん公式レポート「ピッケのつくるえほん」GWおでかけ絵本を作ろう

DNP20140426

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@東京都文京区 駒込地域活動センター

2014年3月27日(木)

文京区では、昨年とおととしの夏にも、シニアNPOの方を講師にピッケの絵本づくりワークショップを開催してくださいました。 今回はじめて講師としてお招きいただき感激です。
会場は駒込地域活動センター、地域の皆さんの生活の中にある場。会場と同じフロアに保育所もあります。
午前は子ども向け、午後は、絵本を通じた子どもとの関わりに興味のある大人を対象としました。
区の担当の方が、熱心にアイディアを出してくださり、新しい試みにもチャレンジできました。 例えば、子ども対象の回に、制作中の時間を使って、保護者の方へ向けて話をしてほしいとご依頼いただき、やってみました。
シニアの皆さんのサポートのもと、4歳から11歳の子どもたちが素晴らしい作品を作ってくれました。
ご参加くださった文京区の皆さん、ありがとうございました。

Page Top

「ピッケのつくるえほん」@東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオ

2014年3月2日(日)

2014年春、CollableCAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働で、障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクトをスタート!その第1回を、3月2日東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオで行いました。

午前と午後、それぞれ3時間ずつ、いつもよりたっぷり時間をとって絵本づくり。
まず最初は輪になって自己紹介。絵本の話をしたあと、皆でiPad上での操作を練習。子どもたちの飲み込みの早いこと早いこと。 「じゃあ、今から本番ね。好きな席に座って…」と言い終わらない内にもう、それぞれの席へと散り黙々と作り始めています。 全員が夢中で作っていて、シーンと静かになるひとときがありました。
録音は思い思いの場所で。テレビの裏にもぐりこんでいる子もいます。録音が終わった人から製本。 そして、記入した発表シートを手にして発表会です。全員が立派に発表できました。
その後、机の上に並べた互いの作品をあらためて鑑賞しながら感想を書いていきます。みんな真剣です。 さいごに、全員でスライドショーを見ながら今日の活動をふりかえりました。

CollableとCAMP。この2団体と協働できることは、心強い限りです。 障害があるなどのマイノリティの「ために」ではなく、彼らと「ともに」創造し活動する社会をつくろうと、Collableを立ち上げた山田小百合さん。ガッツあります。 CAMPは、2001年から活動を開始した、いわば日本のワークショップ界の老舗中の老舗。過去にも今もいくつかの活動をご一緒させてもらっていて、その姿勢にも力量にも信頼をおいています。
そんなCollable山田さん、CAMP村田さん、そして私の3人で半年近くかけて計画し準備して迎えた今日でした。 去年の秋 初回実施日を決めてからは、私の上京時に会って打ち合わせしたり、あとはskypeビデオミーティングやメールやりとりしながら、何度も練り見直しました。 事前の会場での機材チェックなどは山田さん村田さんの2人で詰めてくれて、私はずいぶん楽をさせてもらいました。 さらに、CollableにもCAMPにも、日頃の活動をサポートしてくれる優秀なボランティアスタッフが大勢います。 大半の方は社会人で平日はお勤めをしているというのに、貴重な日曜に早朝から入ってくださいました。

3時間もの長丁場、子どもたちの集中が切れたり疲れてしまったりしないかしらと不安もあったのですが、皆さいごまで熱心に取り組んでくれました。ありがとう!
この活動は今後も継続していきます。サポートが必要だったり多動気味だったり、逆にちょっとゆっくりさんで、こうしたワークショップへの参加をためらいがちだった子どもたち、ぜひご参加ください。一緒にお話づくりを楽しみましょう。

ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
CAMPさんによるレポートページでは、ワークショップの写真付レポート、子どもたちの全作品をmovieでご覧いただけます。

Collable20140302

Page Top
過去の記事は年別アーカイブからご参照ください